体裁づくりの前に道筋づくり! ホームページを役立てるには
「ホームページをつくって公開しておけば新規顧客が増える」はウソ
若干のニュアンスの違いこそあれ、いまだに多くの方がインターネットでの集客に対して誤った認識を持たれているようです。
もちろん、ホームページを作成するのは大切なこと。
実店舗に例えればお店自体を作るようなものですし、チラシや広告で言えば、どうやって商品を買ってもらえるように引きつけて行動してもらうかですから、内容やデザインにこだわって当然ですよね。
でも、
お店の場合は、どうやってそこで営業していることをお客様に知ってもらいますか?
チラシの場合はお客様の目に触れるようにどういう方策をとりますか?
インターネットの世界も同じです。
世界中のwebサイト数がすでに十億を越えている現在、ネットの海の中であなたのサイトをいきなり探し出してもらうことは現実的に可能でしょうか?
あなたのページを、どうやって見つけてもらい、どうやってたどり着くようにするか。
その手段や道筋が考えられていないければ、準備しても存在しないのと同じになってしまうと思いませんか?
いやいや、うちのお客さんは店の名前を知ってるから探し出せるはず。
現状のお得意様への対策だけでよいのであれば、ショップカードや名刺にURLを書いておけば、それ以上はあまり意識しなくてよいかもしれませんね。
そもそも売り上げ増を期待するのであれば、新しいお客さんの獲得は必要なはず。
見知らぬ誰かが、あなたの扱う品物をインターネットで探したとき、あなたの店の存在に気づいてもらえないと、そこにたまたま出てきた他の店に行ってしまって、来店の可能性には結びつきませんよね。
仮に指名検索だけで十分だとしても、店名や社名がよくあるものなら、道筋づくりをやっていないと、やっぱり埋もれて見つけてもらえないなんてことが起こってしまいます。
ホームページへ誘導する道筋をつくる
具体的に「道筋をつくる」とはどういうことなのか考えてみましょう。
仮に今すぐ手作りのパンを買いに行きたいとします。インターネットでどこに店があるのかを探してみてください。
どうやって探しますか?
GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使いますよね。あるいは、お気に入りのグルメ関連サイトに登録されているものを探す人もいるでしょう。
どんな言葉を使って探しますか?
「手作り」や「パン」という言葉だけだと、あまりにいろいろなものが出てしまいませんか?
「手作りパン」ならどうでしょう? これでは買いに行けない場所も検索されてしまいますよね。
「手作りパン」+「町の名前」ぐらいだとかなり絞られて買いに行ける範囲にある店の情報が出てくるかと思います。
結果はどう出てきましたか?
検索結果には、たくさんの店が出てきたかと思います。
中央のリストが検索の結果。それだけでなく、結果が出たページの上部やサイドにもリスティング広告として店の候補がいくつか出ると思います。
さらに、地域の地図が表示されませんでしたか?あるいは、紹介記事サイトのようなものもあったかもしれません。
それらのうち、どれを選ぼうと思いましたか?
今あなたが行ったように、多くの人は「あなたの店や会社名」ではなく、扱っている品物やサービス自体の情報をインターネット上で見つけようとしています。欲しいものがよい条件で見つかれば、当然ながら検索した人は、その店へ向かうことになりますよね。
ということで、もし不特定多数の方を顧客としたいのであれば、探す手段、探す言葉、探した結果どうなっているかの3つを、しっかり考えていく必要があるわけです。
インターネットの世界ではこういったことを実現するために、SEO(検索エンジン最適化)、リスティング広告、MEO(マップ対策)、業界サイト対策、ソーシャルメディア対策などなど、さまざまな方法や考え方に基づいて道筋をしっかりつくることが行なわれています。
自分であれこれ試していくのもよいでしょうが、知識を習得するためには、それぞれにかなりの時間がかかるでしょう。
餅は餅屋として専門サービスを提供している会社がありますし、専門性は少し下がっても集客のトータルサービスを提供することで結果を出している会社も数多くあります。
顧客の獲得を考えるのであれば、そういったサービスを利用するのが現実的かもしれません。
それでもホームページを作成して活用したいとお考えなら
売り上げに貢献する、あるいは役に立つホームページをお考えなら、まず主観による見栄えで内容を決めるのではなく、
- どんな人を対象にするのか。
- どうやって見つけてもらうか。
- どうやって多くの人に気づいてもらうか。
- ほかとの比較で何を優位に感じてもらうか。
- どうやって行動を起こしてもらうか。
といったターゲットと商品の研究と外堀戦略をあわせてカタチにする必要があります。
せっかく費用や時間を使うのですから、記念碑のようなホームページにならないために、こういったことをしっかり考えていってくださいね。
できることなら、専門家と相談しながら組み上げていくほうがよいですし、長い目で見たときには近道になることでしょう。

